創建時の社名は「津島社」でしたが、神仏習合の影響により、ご祭神を「牛頭天王」に改めたことにより江戸時代までは「津島牛頭天王社」となり、明治の神仏分離により「津島神社」に改められました。今でも「津島の天王さま」と呼ばれ、全国約3,000社の天王信仰の総本社です。
社伝によりますと、欽明天皇元年(540年)に西国対馬より大神がご来臨なられたのが始まりとされ、その後弘仁元年(810年)に神階正一位と日本総社の号を賜り、一条天皇の正暦年間に天王の号を賜りました。
御鎮座以来、貧富の差なく広く尊崇されておりますが、特にこの地方の勇者「織田信長」「豊臣秀吉」や尾張徳川家は厚く信仰され、社領の寄進や社殿の造営等をなされました。